看護師でも離職期間が少ない方がいい!?休んでから転職しても大丈夫はウソ

退職 転職

皆さんは「退職したら数カ月ゆっくりしてから働こう」と思っていますよね?

私は実際に休んでから転職してみて、数カ月休んでから働くのは損だなと思ったのでお伝えします。

こんにちはうっちぃと申します。

私は看護大学を卒業後大学病院就職。
大学病院では4年働きました。有給1か月を取得
結婚を機に、地方の公立病院に転職しました。
産休・育休で1年病気休暇・休職で計6カ月取得し、約5年公務員看護師として勤めてから退職しました。
家の近くのクリニックに病気休職後転職
入職して半年も経たないうちにコロナ渦となりましたが、無理なく働いて2年経ちました。

2回の転職を経験しています。

実際には有給消化や病気休職で履歴書や社会的には離職期間なしになっています。
友人の看護師の体験も踏まえてお伝えします。

あくまで心身共に多少疲れているけど、まだまだ健康!って人に向けてのお話です。

思ったように動けなくなる

多分皆さんそうだと思いますが、休みだと、朝は自分の好きな時間に起きて、のんびり。ちょっと眠いからお昼寝なんてしちゃおうかなー。

旅行に行ってぶらぶらこんな所に住みたいなーなんてことになっていると思います。
気持ちも遠く離れて現実逃避してたりします。

そのままの生活習慣で転職すると、かなりきついです。

休み中アクティブに動いていた人ならわかりませんが、私は太ってしまい、体が重くなって仕方がありませんでした。
気持ち的にも、朝通勤途中になんでこんなに働かなきゃいけないんだろうと鬱々してきます。

有給消化と、病気休職の後、転職した(後は育休復帰後)の場合、

  • 朝起きるのがつらい
  • 1日中立ちっぱなしに戻るのがきつい
  • 得意なはずの採血がうまく取れない
  • 患者の情報収集に時間がかかる
  • 知っている薬なはずなのに、忘れてしまう
  • 物の場所や新しいことが、なかなか入ってこない

少しボケたような感覚になりました。
仕事が本調子になるのに数カ月かかりました。戻すまでかなりきつかったです。

やはり看護師は技術職だなーと感じました。

全然違う分野に転職するのなら変わらないかと思いがちですが、何せ脳みそが働きません。

生活習慣も含め、普通に働けるようになるまで少し苦労しました。
ちょっと辛いですが、離職期間は少ない方が、そのギャップが少なくて済みます。

離職期間が明確になり、転職活動に不利になる

私は有給や病気休職を使って、空白期間がないようにしていましたが、そうではない方もいると思います。

→看護師でも有給消化して退職できる!!退職時に有給消化する方法の解説!忙しい病院でも絶対取れる有給消化

公務員看護師 退職する際の注意点!  病気休暇・休職してからの退職もあり

思いっきり遊んでから復帰する!って人もいると思います。

休むという行為自体を否定しているわけではないです。
しかし、看護師であっても、離職期間があると、「多少問題あり」のレッテルを張られてしまいます。

有給消化や、病気休職でない限り、退職日から働き続けているという履歴がなくなります
年度末退職、数カ月休んでからというと、中途半端な時期の転職活動になります。

転職活動をしているときに、ほぼ100%の確率で離職期間について聞かれることになります。

明確な理由(子育てとか、留学、資格取得の勉強とか)があって離職期間があるのであれば堂々と話せるのですが、少しでもおどおどすると怪しまれます。

何となく疲れて休んでたというのが面接の時に伝わってしまったら、メンタルを病んでいるのでは?と疑われても仕方がないかもしれません。
「転職してきても、すぐに休まれたら困るな」と、面接で落とされてしまい、次の転職活動に支障がでてしまいます。

人員が何としても欲しい職場としては、理由はあまり気にされないかもしれませんが、そんな職場はハズレな場合があります。

明確な理由がない場合は、それなりに答え方を考えて行った

お金が無くなる

働いているときにしっかり貯金ができていて、退職金もしっかりあれば、数カ月は安心して暮らせます。

雇用保険に加入していれば、失業手当で2~3カ月間はお金もはいります。

まずは、辛い病院を退職でき、「今まで頑張ったご褒美」といってなんかしら、使ってしまう人もいるでしょう。
それ以外にも、退職金がいっぱい入ると、一気にお金持ちになった気になって、色々買ってしまいます。

そのご褒美が終わった後も、暇だからお金を使ってしまいます。ショッピングに行ったり友達とランチに行ったりして、普通に働いていたときより、ずっと多くのお金を使ってしまいます。

私はケチだから大丈夫だろうと思っていましたが・・・高くてあきらめていたバッグをさらっと買ってしまいました。

しかし、やはり人間生きていると家賃、光熱費、食費、欲しい物・・・

月20~30万の手取りが急に0になってしまうとともに、数カ月もすると、お金が増えず減っていく焦りができます

焦って転職活動をすると、いい条件の職場には出会えないです。

次の職場も失敗して、転々としてどんどん履歴書に書く経歴が増えてしまいます。

看護師は経験が必要だから何度転職してもいい、というようなことも言われていますが、実はそんなことありません。

看護師は何回転職してもいいはウソ!?転職で失敗しない!

お金が無くなって焦って転職活動をしなくていいように計画的にお金を使っていきましょう

社会的な手続きが大変

離職期間を開けて転職すると年金、健康保険、税金等の手続きがかなり面倒くさいです
面倒くさくてやっていないと、後で損してしまうので注意が必要です。

離職期間なく、転職すれば、手続きはそれぞれの職場が代行してくれます
前職でもらったものを次の職場に出して、ちょっと書類を書けば追加でお金を出すことなく簡単にやってもらえます。

働いていれば、職場が、年金や健康保険などを半額負担してくれていますが、職場がないとすべて自分で負担することになります。

年間数万円~十数万円の違いになることもあります。

健康保険のお話し(保険証のお話し)

働いている時であれば、職場が金額の半分を払ってくれているのでお得ですが、
離職期間は全部自分で払わないといけないので損です。

市役所に手続きに行かなければいけないのも手間です。

国民全員が入っていないといけないし、保険証がないと病院に行くとびっくりするほど、お金を請求されるので手続きは必須です。

年金のお話

こちらも、働いている時であれば、職場が金額の半分を払ってくれているのでお得ですが、
離職期間は全部自分で払わないといけないので損です。

働いている期間(厚生年金加入していれば)が長い方が、将来もらえる年金も多くなります。

数カ月の離職なら大差はありませんが、うっかり手続きを忘れていたら、減額なんてことも結構あります。

看護師さんは職場を転々としている人が多く、その際に年金の手続きを忘れて、不払い期間という扱いで将来の年金額を減らされたという話を聞きました。(私の母親や、転職後の同期もそうでした)

最近は通知をくれるそうなので、多少は良くなっているそうですが市町村の窓口に行って手続きするのが面倒くさかったです。

雇用保険のお話

民間の職場であれば大体入っています。
離職の際にハローワークに申し込めば(条件はありますが)失業保険で給料の2/3程度の金額をもらうことはできます。

一度この制度を使ってしまうと、次にすぐやめてしまった場合には、全くもらえなくなってしまうので注意が必要です。

次の職場がいいところだといいのですが、そうではない場合すぐに辞めてしまっては、お金が持たなくなってしまうかもしれません。

子供を産む場合ですが、
失業保険をもらった場合転職後はすぐには出産後の育休の際、育休手当がもらえなくなる可能性があります。

結婚や出産のために転職を考えている人は注意が必要です。

税金のお話し

所得税として12月に働いていないとすると、年末調整をしてもらえていないので、をしている可能性があります。

翌年の2~3月ごろ確定申告に確定申告に行けば少しは帰ってくるかもしれませんが、なにせ確定申告は難しい言葉ばかりだし、なんか混みそう・・・というので行かない人が多いと思います。

行かなくても数万円損するだけなので、それでも良ければいいですが・・・もったいないですよね。

e-taxを利用すれば多少手間は省けますが・・・

働いて入れば職場がやってくれるので、かなり楽です。

住民税のお話し

大体の職場では毎月給料から天引きしてくれています。

年度途中の退職でしたら、年度内分は一括で引き落とすか自分で支払うかというお話になると思いますが、
離職期間中から、転職後の手続きが終わるまで、自分で振り込みに行かないといけません。

それが結構な金額になります。

毎月天引きだと
あんなに働いたのに給料少ないなー
ぐらいな印象ですが

自分で振り込みに行くと 
数カ月に一回・・・・高っ!?
ってなります

両方とも収める金額は変わりませんが、分割で支払ってくれている分、働いているときの方が気が楽でいいと思います。

一番楽なのは、有給消化

履歴書は傷つけたくないけど、お休みもしたい!手続きもしたくない!

そんなあなたには

有給消化がおすすめです

有給休暇をしっかりとって辞めれば、適度に休められ、給料も入り、履歴書に離職期間なし、社会的手続きもほとんど必要なし。

有給消化なんて夢のまた夢・・・と思っているあなた。

有給は消化できます→看護師でも有給消化して退職できる!!

ぜひ戦ってみてください!

逆にちょっと休んでもいい場合もある

やはりオーバーワークで心も体も壊れる寸前・・・

もう壊れちゃってるよって場合は、気にせず、いくらでも(お金の許す範囲になっちゃうかもしれませんが)休んじゃいましょう。

身体はなによりも大切なのは看護師さんならわかると思います。

身体を壊して、病歴として自分の人生の履歴に残ってしまうと、転職の際はさらに不利になり、保険等も思うように入れなくて、後々後悔します。

身体を壊す前にさくっと辞めてしまい休んじゃってもいいんです。

それも1つの人生かと思います。

休んでも転職はできる

色々書きましたが、人員不足の業界です。多少休んだところで、転職はできます。

色々面倒くさいことはありますが、人生の数年から数カ月、寄り道したって、困りません。

なぜなら、私たちには辛い思いをして取った国家資格が付いています。

皆さんが無理なく看護師を続けていけることを応援しています。

まとめ

  • 思ったように動けなくなる
  • 離職期間が明確になり、転職活動に不利になる
  • お金がなくなる
  • 社会的手続きが面倒
  • 楽なのは有給消化
  • 逆にちょっと休んでもいい場合もある
  • 休んでも転職はできる

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