よし、病気休暇・休職 使って、ちょっと休んでから転職だ!
そう思っている看護師さん。ちょっと待ってください
病気休暇・休職にはメリット・デメリットがあります!
実際に私は、病気休暇・休職を取得して、
良かったと思うこともあれば、失敗したなと思うこともありました。
あなたが、病気休暇・休職をして、後悔しないようにお伝えします。
今回はメリットについてお伝えします。
こんにちは うっちぃです
私は大学病院の看護師として4年働き、結婚を機に地方の公立病院に転職しました。
公務員看護師として産休・育休1年、病気休暇3カ月、病気休職3カ月取得し約5年公務員看護師として勤めてから退職しました。
公立病院の働き方が私のライフスタイルに合わず、病気休職中に転職しました。
今では転職先で病気休暇をしたことが、2年経った今でもバレずに働けています。
給料も増え、子供との時間も増えて満足して働いています。
私の病気休暇・休職は適応障害という軽度なものでした。
看護師の仕事をしていて、重度の心身障害が生じてしまって、病気休暇・休職を取得しなければならない、という人のお休みは仕方がないです。
私のように上司に流されて病気の診断を付けられることが、自分にとって「デメリットが大きい」と感じた際には、病気休暇・休職せず退職することをおすすめします。
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あくまで、私の勤めていた自治体の話と個人の体験談です。すべての方に当てはまるとは限りません。
メリット
給料をもらいながら休める
給料が支給されるのが最長で1年3カ月程度です。
病気休暇90日間は満額給料として支給されます。(病気だけで使える有給休暇のような扱いです)
病気休暇後は病気休職に移行します。追加で手続きがいります。
病気休職は給料の80%が1年間支給されます。
普通に働いていた時より、夜勤手当や残業手当がなかったので、思っていたよりは少なかったですが、お金が入るのはありがたかったです。
→病気休職 お金の話
以降2年は休職はできますが給料は出ません。
転職してもばれにくい
給料が出るのでバレない
公務員の病気休暇・休職は給料として振り込まれるので、年度の途中で転職しても年末調整で休職とバレにくいです
休暇・休職の3カ月間共に、給料扱いで給料明細がもらえました。
病気休暇・休職の後の転職でバレない方法!公務員看護師~民間クリニックへ
離職期間がない
看護師では、転職時の離職期間が空いている人も結構います。
しかし私は離職期間は空かない方がいいと思っています。
その点で休職は離職にならないのでいいです。
看護師でも離職期間が少ない方がいい!?看護師は休んでから転職しても大丈夫はウソ
どこにも所属していない期間があったり、病気休職とバレると、転職の際、転職先に少し不安がられ、面接で落とされてしまう可能性もあります。
公務員のまま過ごせる
健康保険や年金、税金等を自分で管理しなくていい
健康保険の金額は、職場が半分負担してくれているので、自分で納めるより安く済みます。
年金も引き落としされているので、自分で払い込みに行かなくてよいです。
保険証もあるので、休み中の通院(一緒の保険証を持っている家族も)や、将来の年金が減ってしまうのではないかという心配はないです。
退職していると、年度末に職場に在籍していないと確定申告をしなければ損をする場合があります。
病気休暇・休職中だと職場がしてくれているので楽です。
休職中も福利厚生は使えるの
公務員の福利厚生は民間企業より手厚いです。
家電や生活用品が安く買えたり、旅行や温泉施設等のサービスも他の企業よりお得です。
病気休暇・休職中も福利厚生を使うことができるので、お得です。
私は旅行にはいきませんでしたが、福利厚生サイトを使って20%割引で家電を買ったり、近くの温泉施設に半額ぐらいの値段で通ったりしていました。
ゆとりをもって転職活動ができる
働きながら転職活動をするのであれば、休み返上でしなくてはいけないので、クタクタになります。
退職して休んでいる間の転職活動は、楽ですが、転職に不利になったり、お金の心配も出てきます。
休職をしていれば、毎日が休日のようなものなので、ゆとりをもって次の転職先を探せると共に、見学や面接等も日程調整で融通が利きます。
医療保険や療養保険が受け取れる
病気休暇・休職になると、病気です。
お休み前に保険に入っていれば、医療保険金、働けない時の給与保証型保険・療養保険等で保険受取の対象になることがあります。
私は、病気療養で自宅療養でも月10万円もらえるコースに入っていたので、退職時(病気が完治したとみなされた時)に一括で60万円もらえ、助かりました。
療養中から支払いしてもらえる保険もあるので、ご自身の保険を確認してみてください。
病気休暇・休職中は普段より入るお金が少し下がるので、お金が戻ってきてラッキーでした。
職場に挨拶なしで辞められる
普通の退職だと、職場や関係部署に挨拶をして辞めなくてはいけません。
別に普通に辞める場合でも挨拶はしなくていいと思いますが、なんとなくしなくてはいけないのが日本の風潮だと思います。私は面倒くさくて嫌でした。
病気休職や休暇後の退職はフェードアウト感が強いので、職場に挨拶しないで辞める人が大多数です。
なので、安心して何もせず退職できます。
子供が保育園を辞めなくても、休んでいられる。
認可保育園に子供を預けている場合、仕事を辞めて休んでいると、数カ月で保育園を辞めなくてはいけなくなります。(自治体によって違う場合もあります)
年度途中なら行政に、ばれない場合もありますが、たいていバレます。
(保育園の先生がお迎え時間が変わったとか、クラスの他の保護者からのチクりとか)
自治体によっては数カ月ごとに就業証明書の提出を求められる場合もあります。
休職となると、企業に属していることになります。
また、休んでいることがバレても、休み自体が病気療養期間ということで、堂々と保育園に預けられます。診断書の提出を求められます。
不安な方は自治体のHPや子育て課に問い合わせてみてもいいかもしれません。
子育て中の母は自分の時間がなくて大変なので、有効活用しましょう。
私は認可外保育園だったので、働いていなくても預けられるので心配はありませんでした。
しかし、同じ病院のママで何人か、「退職して仕事しないと保育園辞めなきゃいけないから、パートででも働かないと・・」と言っているママナースがいました。
→看護師は認可外保育園がおすすめ
デメリット
- 給料は入るが意外と少ない
- 病歴が付く
- 働きたく無くなる
- 後ろめたい
- 公務員なので日常生活に注意
- 退職を伝えるタイミングに悩む
- 有給休暇は使えない
- 退職時の達成感がない
詳しくはこちら→公務員看護師、病気休暇・休職してから退職するデメリット
最後に
病気休暇・休職を使ってからの転職にはそれ以外の私にはわからないメリット・デメリットが存在するとも思います。
私は全く知らずに病気休暇・休職を取得して、退職してから後悔したことや、手間が増えたことがあって大変でした。
元々公務員ではなかったので、公務員看護師時代の同僚も少なく、数人病気休暇・休職した人たちは、こんなことを話してくれる人は全くいませんでした。
ネットでいっぱい調べても不安で仕方がありませんでした。
そんなあなたが後悔しないようにこの記事を書きました。
あなたが、病気休暇・休職になる前、やなった後の参考になれば幸いです。
まとめ
メリット
- 給料をもらいながら休める
- 転職してもばれにくい
- 公務員のまま
- ゆとりをもって転職活動ができる
- 医療保険や療養保険が下りる
- 嫌な職場にお挨拶なしで辞められる
- (保育園を辞めなくていい)
デメリット
- 給料は入るが意外と少ない
- 病歴が付く
- 働きたく無くなる
- 後ろめたい
- 公務員なので日常生活に注意
- 退職を伝えるタイミングに悩む
- 有給休暇は使えない
- 退職時の達成感がない
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