公務員看護師 退職する際の注意点!  病気休暇・休職してからの退職もあり

公務員 看護師

せっかく公務員看護師になったけど、働くの辛い・・・
思ったより人間関係悪くて働きずらい・・・
今すぐ辞めたいけど、少し休みたい・・・

と思っているあなた。

公務員看護師を辞めるなら、病気休暇・休職を使ってから辞めるのをおすすめします

こんにちは うっちぃと申します。

私は大学病院の看護師として4年働き、結婚を機に地方の公立病院に転職しました。

産休・育休1年・病気休暇3カ月・休職3カ月を取得し5年公務員看護師として勤めてから退職しました。

今は家の近くの小さな透析クリニックに転職しフルタイムで働いています。→プロフィール

私の場合は病気休暇(適応障害・自律神経失調症)3カ月→復帰→病気休職(同じ診断で)約3カ月取得して退職しました。

1度目の病気休みから、復職後5カ月で退職を決意したのですが、
退職したいというだけでは、辞めさせてもらえませんでした。

結果、病気休職してからの退職となりました。

病気休職というと、暗いイメージですが、そんなことはなく、私的に

取るのもありだな!と思ったのでお伝えします。

公務員看護師の病気休暇はあっさり取れる!?師長への伝え方からお片付けのタイミングまで

病気休職もあっさり取れる!?公務員看護師を退職しようとしたら病気休職になった話 

 

そもそも公務員看護師は退職するのか?

公務員を退職するなんてもったいない。滅多にないのでは? と思っているかと思います。

ご家族にも、安定しているのに、もったいない   とか言われるかと思います。

看護師は公務員でなくていい
公務員看護師 私が辞めたいと思った理由

私はもったいないとは思わなかったので夫とも話合い、退職を決意しました。

普通の公務員なら辞めるのはもったいないかもしれません。
しかし、私たちは看護師です。

看護師の職場はどこの職場でも辛いことが多いので、公務員であっても、そこそこ辞めます

前に勤めていた、大学病院では、大体5年前後で病棟の看護師が、全員入れ替わるほど若手が辞めてしまいます。

公立病院は、大学病院より看護師の年齢層が高く、ママさん看護師が多いです。
年齢層も新人からベテランまで幅広くいました
大学病院よりは退職する人が少なかったです。

しかし公務員看護師も、私が5年間働いていた間に、年度末には病棟の3-4人(約20人中)は辞め
年度中に育休や病気休職の復職後には3人に1人は辞めています。

公務員看護師だからと言って全然退職しないというわけではありません。

 

いつでも退職は止められる

看護師は常に人員不足です。退職しようと申し出ても、止めらるのは目に見えています。

公務員の退職は基本的には年度末です。

配転移動の9月末はあまりいませんでした。
民間の病院ではあるあるの6月、12月のボーナス後の末日もほとんどいません。

唯一、キリの良いところ以外で辞めるとすれば、病気や家族都合の退職です。

年度末の退職でも、周りの看護師は1年前から退職を伝えてやっと辞めさせてもらえたという人が何人もいました。

気が弱い後輩は、病気(精神疾患)の診断書がないと辞めさせてもらえなかったと言っていました。

退職は心を強く持たないと、そう簡単には退職させてもらえません。

年度途中の退職が可能であるとするなら病気休暇・休職後の退職です

年度途中の理由のない退職が止められる理由は?

 年度末の方が辞めやすいと言っても、そこまで耐えられないぐらい辛いこともあると思います。
私はそうでした。

 理由のないと言っても、本人からしたら「辛い」は十分理由になるとは思いますが、書類上の理由がないと退職は止められます。

上司の評価が下がる可能性

本人ではどうしようもないこと(病気や介護、家族都合での転居等)以外での退職は上司の評価につながる可能性があります

病気退職扱いにすると上司の評価が下がらないためか、病気休暇後の退職として処理したがります。

病気休職が決定した後は、遠回しに「辛いなら辞めてもいいのよ」と面談の際や電話で言われて、退職を促されていました。

また病気休職中に退職を伝えた際は止められませんでした。

あんなに引き留められたのになんとも言えない気分でしたが。

急な人員補充が難しい

看護師とはいえ、一応公務員なので、公務員試験があります。

私の自治体では年4回ほど看護師の公務員試験があったのですが、それ以外の急な人員補充はほぼ不可能といってもいいでしょう。

小さな自治体でしたら、近所からパートということで臨時職員を募集している場合もあるようでしたが、私の自治体は募集していませんでした。

公務員看護師といっても正式な公務員試験になるので、選考が丁寧です。

犯罪歴の有無の証明書提出や戸籍抄本の提出等、民間の病院では求められなかった書類提出があり、それを確認するのにも数カ月かかることもあります。

民間の病院だと、早いと来週から働いてね、ということもあると思いますが、公務員看護師ともなると、働きだすまでにタイムラグがあります。

なので、急な看護師の退職は欠員でしばらく回さないといけないので、上司としても困るところなのでしょう。

公務員は失業手当(雇用保険)がないから病気休暇・休職を使ってもいい

民間の病院やクリニックだと、自己都合での退職は1年以上フルタイムで勤めていれば3カ月、お給料の6~8割がもらえます。

しかし公務員は雇用保険に入っていないため失業手当をもらうことができません。

公務員は情報通の人は病気休暇や休職制度を使ってからやめる人が多いです。

正式には休職して体調を整えて復帰してきてね。という名目の休みなのですが、結構そのまま退職していく人が多いです。

病気休暇・休職をしたら必ず戻らないといけないわけではないです。

最初から退職のつもりなのに休暇・休職制度を使っていいか申し訳ないと思う人もいると思いますが、使って大丈夫なのでご安心ください。

大学病院では、退職後 数カ月失業手当をもらいながら休んで、転職していた同期や先輩もいました。
一般的な企業から転職する友達も、雇用保険のシステムが分かっている人は失業給付金をもらっていました。

民間の看護師が、雇用保険で休みながらお金をもらっているのに、私たち公務員看護師は休めないなんて不公平です。

看護師は本当に辛い仕事です。もらえる休みやお金をもらってから退職してもいいと思っています。

なので、公務員も失業手当の代わりに、休暇・休職を活用してもいいと私は思っています。

公務員看護師 病気休暇のお金の話

病気休職のお金の話
→雇用保険で失業手当を受けた後の注意点

 

公務員の病気休暇・休職制度が厳しくなる?

近年は、病気休暇や休職を悪用している公務員が増えてきたともいわれており、病気休暇・休職を厳しくしようという動きもあります。

しかしながら、私たち看護師、は普通の公務員以上にメンタル的・体力的にヘビーな仕事をしているので、基本的に病院に行けばどこかしら病んでいると思います。

自分の健康状態を見極め、受診をし、診断を受けた上でしっかりと休んでから転職するのも大切だと思うので、世の中の意見に流されないようにしましょう。

病気休暇・休職後の退職はメリット・デメリットがある

雇用保険の失業給付がもらえない分、病気休暇・休職を絶対に勝ち取ろう!と思ってはだめです。

病気休暇・休職から退職にもやはりメリット・デメリットは存在します。

→病気休暇・休職のメリット・デメリット

メリット

  • 給料をもらいながら休める(最長3年)
  • 所属しているから健康保険も、年金も自分で管理しなくてよくてちょっと安心
  • 書類上の離職期間が少ないので、転職の際不利になりにくい
  • まだ公務員の肩書があるから、カードやローンが通りやすい
  • 休職中も福利厚生は使えるので、旅行や温泉に安く行ける
  • 心と身体にゆとりをもって転職活動が進められる
  • 自分で入っている保険があれば、療養保険が受けられることもある
  • 嫌な職場に挨拶なしで辞められる

デメリット

  • 給料をもらいながらと言っても、意外と少ない
  • 病気の経歴が付くので、新しく医療保険に入りずらくなる、支払い保険金が高くなる
  • 何かの際、病気の既往歴に書かなくてはいけなくなる
  • 転職時にばれると不利になる
  • 休んでいる期間も公務員なので、日常生活に注意が必要
  • 休んでいる期間が優雅過ぎて、転職後バリバリ働くのがあほくさくなる
  • 病気休職から退職の意志を伝えるタイミングに悩む

色々あります。

最後に

本当にメンタルや身体が病んでいるのなら、それこそ病気休暇・休職制度をきっちりと使わせてもらいましょう。

→病気休暇・休職後の転職はバレません!

 

辞めれないからといって、退職のためだけに、病気という診断をもらえたとして、
それが、あなたの将来に不利益が大きいと感じたら、病気休暇や休職の経歴を付けずに退職できるよう努力しましょう。

それには強い意志を持って上司達と闘わないといけません。

十分に検討した上で、皆さんが気持ちよく退職できることを応援しています。

まとめ

  • 退職はとめられる
  • 公務員は失業手当の代わり
  • メリットデメリットはある
  • 戻ることもできる

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