無事に22週過ぎたけど、産休まで耐えられるかわからない・・・
と不安を抱えていると思います。
私もそう思っていました。そして、結果私は26週で切迫早産で自宅療養となりました。
当時は休めてラッキーと思う反面、赤ちゃん大丈夫かな・・・ドキドキ、と毎日不安でした。
私は、周りを気にするタイプで無理をして働いてた自覚がありました。
今思うとそんなことは、気にしなくてよかったんだな・・・と後悔しています。
そんな私が、経験から
切迫早産にならないように働くことができます!
こんにちは うっちぃと申します。
看護師の切迫早産
正期産の37週より前の22~36週に産まれてしまいそうという状態です。
看護師の切迫早産は日常茶飯事です。
私は今まで、2つの職場で11人の看護師妊婦と出会いました。
6人が切迫早産で産休より早くに仕事を休み始めてました。フルタイムでした。
私も一人目の時はフルタイムで働いていて、切迫早産で仕事を休みました。
5人は切迫になっていませんでしたが、1人は妊娠初期に仕事を辞めて、他3人は上のお子さんの時短勤務中でした。残り1人は、定時で帰れて、座っているだけの職場でした。
私の経験だけでも、フルタイムで働く看護師は切迫早産になります!
あなたの周りでも切迫早産になっている看護師はいっぱいいるのでは無いでしょうか?
私たち看護師は、普通に考えて妊娠中にやるなと言われていることやってます。
基本的に重労働です。朝早くから走り回り、あっち行ったりこっち行ったり、重たい人のおむつ換えたり、車いすに乗せたり。立ちっぱなしで患者のお世話して、やっと座れたのは夕方。
んで、疲れ切っているのに、記録は残っているは、よくわからない係の仕事もあるはで、残業で遅くに帰る。
もちろん妊婦だからといって、代わってもらえるわけでもなく、夜勤もやるし、食生活も不規則。人間関係のストレスも多大。
普通に妊婦がやってはいけないと言われていること、すべてやっています!
それやらないためには辞めるしかないじゃん!
と思ったあなた!まだ辞めてはだめです!!フルタイムで働いている人は辞めてはもったいないです!
妊娠中に仕事を辞めてはだめ
フルタイムで働いていて切迫早産の診断が出れば、大体の職場は傷病手当が出ます。
給料より少し減りますが休んでいる間もお金が入ります。
そして途中でやめてしまうと、産んだ後の育休手当がもらえなくなります。旦那さんが稼いできて困らない人は別ですが(我が家のパパは稼いでこない・・・)育休手当がないと、早くに職場復帰しないといけなくなったり、気持ちに余裕がなくなってギスギスします。
退職すると給料がなくなるので、何らかの診断書が出るまでは辞めずに働くことをおすすめします。
一時(妊娠中だと長く感じますが・・・)の辛さだけで辞めるようなことはしないでください!
でもそんなこと言っても辛いんだよ・・・・と思う方もいっぱいいると思います。私もそうでした。
切迫早産にならない働き方
私はつらいながらも無理して働き続けて切迫早産になり早く(28週ぐらい)から休み始めました。
私の経験からこうすればよかったなーと思うことをリストアップしてみました。
夜勤を辞めさせてもらう
夜勤は妊婦への負担が相当あります。夜勤をすることにより流産や早産が増えるとも言われています。
また、少ない人数の一人が妊婦だと、周りもどう扱っていいかわからないし、何かあった時に戦力が1人減るのが不安です。
また、力仕事等で余計負担が増える場合があります。
職場(上司)によっては、人がいないとか、妊娠は病気じゃないとか言われると思いますが・・・それは人事が夜勤できる人を増やせばいいだけの話です。
あなたのせいではありません。
頑張って断ってください。
直接職場に言えないのであれば、検診を受けている産婦人科に事情を説明して、母子健康管理指導事項連絡カードという診断書みたいなものを書いてもらえます。産婦人科に相談してみてください。
ただ、注意点として、給料が結構減る場合があるので、覚悟しておいてください。
力仕事はしない
体位変換とか移乗とか、検査への患者搬送とか。ちょっとでも力を使うことは辞めてください。
お願いしちゃいましょう!
先輩ママが多い職場だと、「来なくていいよ!」とか言ってもらえる場合もありますが、妊娠経験がない看護師だと、そんな気も回らなかったりします。
最初の妊娠だと、自分が体位変換等をしないのが申し訳なくて、頑張って入ろうとしてしまいますが・・・周りからすると、正直不安です。
たまに、なんでやらないんだ的な看護師もいますが、そんな人は人間ではありません。
お腹の中に命があるのに、腹圧かけるような働き方をさせる人間の言うことなんて、真に受ける必要ありません。
一人でポツンとナースステーションにいるのが気まずかったら、トイレに行ったり、他の患者の点滴合わせに行って、「たまたま居合わせませんでしたー」という感じにしちゃえば罪悪感も半減です!
ひたすら座る
周りが、忙しそうに走り回っているのに私だけ座るわけには・・とか思いますよね。
でもぶっ続けで歩いていると、お腹張ってきませんか?私はめちゃめちゃ張りました。
お腹が張ると切迫リスクちょっとずつ上がっていきます。
やっぱり休むことが大切。隙を見て、座りましょう。
カンファレンスとか皆立っているのに自分だけ座り辛いとかだったら、仲のいい看護師さんに相談して、「カンファ始まったら皆で一緒に座り始めない?」とか言ってみましょう。
なんだかんだ妊娠していない看護師だって座りたいとずっと思っているはずです。
そして、記録の時とか、時間の空いた時は、できるだけナースコールの一番遠いところに座って、カルテに集中しているフリをしましょう。周りが忙しいと意外と気づかれないものです。
気づかれたとしても、「集中してて気づきませんでしたー」「お腹辛いんでなにか?」ぐらいな態度で行きましょう。
一人で頑張ろうとしない
私の経験上頑張り屋さんな看護師さんが多いと思います。
受け持ちも別に減らしてもらえるわけでもなく、重症度も重かったり、下手したら若い子たちより、めんどくさい患者を受け持っていたりします。
辛いのを回りにアピールして、できる業務をお願いしちゃいましょう。
オムツ交換とか、検査の搬送とか正直申し訳ないとは思いますが、自分の身体と赤ちゃんの心配を一番にしましょう。
お願いしづらいは思いますがそういう時は
「Aさん(動ける患者さんに)今、体拭いてほしいって言われてて、今、Bさん(重たい患者さん)がお通じしちゃったらしいのでBさんお願いしてもいいですかー?」とか
「Aさんのルート漏れちゃったかもしれないから(テープがはがれかけてるだけ)今、刺し直さないといけないんだけど、今、Bさんレントゲンに呼ばれちゃって、お願いしてもいいですかー」とか
時間がかぶっちゃったということを強調して力仕事とかの業務をお願いしちゃいましょう。
使える休みを使わせてもらう
職場によっては、妊娠中の定期受診による休暇や出勤時間を遅らせてもらえるところもあるでしょう。私の病院は定期健診の休暇はありましたが、私が妊娠した時は、師長さんが知らなかったのか使わせてもらえませんでした。
次の病棟に行ったとき、使っている妊婦さんを見て、正直ずるいな・・と思いました。
そうゆう制度を知らなかったり、知ってても言い出せなかったりした自分のせいです。
しっかり、自分の職場の妊婦がもらえる休暇を調べて、使えるよう交渉しましょう。
病棟に人がいないからとか言われても、気にしてはだめです。
看護師1人いないぐらいでぐちゃぐちゃになってしまうような病院ならその病院が悪いのです。ちゃんと勤務表組まない師長が悪いのです。
何度も言います。あなたのせいではありません。
体調が悪いときは無理せず有給休暇を使う
むしろ体調の悪い時しか使えない有給休暇もどうかと思いますが・・・
多分みなさん、有給めちゃめちゃ余っていると思います。
確かに周りには迷惑は掛かります。でもそれ以上に赤ちゃん・・・大切じゃないですか?
看護師1人いないぐらいだったら、他の看護師が1人1時間ぐらい残業追加になれば帰れます。
あなたがいなくても意外と何とでもなります。体調の悪い妊婦がメンバーの方が正直足手まといです。体調が悪いときに働いたら医療ミスの原因にもなる可能性があります。
朝、体調がすぐれなければ、お腹が痛いとか、熱が出たとでも言っておけばいいでしょう。
つわりだったら我慢して来いとか言われてしまう可能性もありますが、辛いには変わりありません。無理せず休んでください。
周りを気にしない スルーする!
結局全部、周りを気にして働いちゃう看護師さんが多いんだと思います。
忙しく一緒に働いて来た仲間だから申し訳ないとか、怖い先輩に文句言われたらどうしようとか、師長が厳しくて言い出せないとか。
そんなの全然気にしなくていいんです。
無理せず、赤ちゃんを無事に産んで、看護師として復帰してくれたら周りは安心なんです。
正直、軽めに切迫早産になって家で休めるぐらいが丁度いいと思います。
看護師の仕事を妊娠中も本気で取り組んでいたら、きつくて仕方ないと思います。
中には、全然へっちゃらで産休直前まで働いていたという人もいると思いますが。
そんな人は珍しく、大体の看護師妊婦はヘロヘロで極限です。
今のうちだけは看護の仕事を本気で取り組まなくたっていいんです。
あなたのお腹の中に、もう一個の命があるんです。
看護師は他にもいるけど、赤ちゃんを守れるのはあなただけです。
人生で数回しかない一大イベントの真っ最中です。
病棟で一番身体が辛いのはあなたです。
他の人の番の時、あなたがお返しで頑張ってあげればいいのです。
他の人はあなたの人生や赤ちゃんの人生の最後まで面倒見てくれるわけではありません。赤ちゃんに障害が残っても他の人たちが面倒見てくれるわけではありません。
そのことに心を向けて頑張って自分の身体と赤ちゃんの命を守っていってあげてください。
皆さんには無理せず、看護師として妊娠生活を過ごしていっていただきたいです。
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