辞めたいのに辞められない!?看護師が退職できない理由と対策

退職 転職

皆さんは、常に「辞めたい」と思っていますよね?

でも辞めたいけど、辞めさせてもらえない・・・とも思っていますよね?

実はそんなことは無くて、私たち看護師は辞めたいときに、いつでも辞めれるんです。

なぜそんなことが起こってしまうのでしょうか?

辞めたいときに辞められる対策をお伝えします

まずは同僚に止められる

一緒に働いた仲のいい同僚に

「〇〇ちゃん辞めちゃったら私やっていけなーい」

「一緒にがんばろうよ!」とか

仕事とその帰りに一緒にご飯に行く。
休みに毎回一緒に遊ぶ。いうことも多いと思います。

そんなにいっぱい一緒にいるのだから大切な人かと思ってしまいがちですが、そんなことありません。

心理学では何度も接触するうちに好き(仲良く)になる「単純接触効果」というものがあります。

また、大体いつも先輩の悪口とかを言い合って仲間意識を高める「カリギュラの二人だけの秘密効果」というものもありあす。

そういう心理効果が勝手に起こって同僚が大切な人に感じていることがあると思います。
しかし、実は一時的な親密感だったりします。

今は大切な人に思えるかもしれませんが、辞めたら連絡も疎かになります。ただ、ちょっと辛い職場を一緒に働いていただけの人になっていきます。

そして本当に大切な人でれば、辞めてからもいくらでも会えます。
私は当時毎日のように食事に行っていた先輩がいましたが、辞めてから連絡すら取っていません。
逆に、辞めてから大切さに気付いた先輩と半年に一回は合うようになりました。

今大切に思っているあなたの同僚は、
あなたが頑張って考えた人生計画を悪気なく邪魔してくるだけの存在かもしれません。

笑顔で「辞めてもまた一緒にご飯いこーね!」とサラリと受け流しましょう!

普通に師長が怖くて言い出せない

 最大の関門かもしれません。私はたんぱくな性格で師長を怖いと思ったことはありません。

師長は今のあなたにとって、怖い存在かもしれません。しかし、ただの人間です。

どんなに怒鳴られても、にらみつけられても、殴ってくることはありません殺されることだってありません

師長に何を言われても気にしなくていいです。むしろ辞めてしまえば、もう会わなくていいのです。

一時の恐怖心で、一生を台無しにしないようにがんばってください。

もし危害や精神的に攻撃されれば、看護部や院外の労働基準監督署、弁護士にだって相談していいんです。今の時代は、パワハラ撲滅に進んでいるので、公的機関に訴えましょう。

悩んでないで、ちょっと辞めてみまーす、と業務の報告、ぐらいな気持ちで辞めたいと伝えましょう。

 

師長に言いくるめられてしまう

 これは普通にあるあるです。相手は看護のプロです、そして、何人もの看護師を辞めさせない様にと切磋琢磨してきた、退職引き留めのプロです。そこを考慮して話し合いをしましょう。

辞めると決めたら、一歩も譲ってはいけません。

揺らぎが相手に悟られたら、足元を見られ、交渉してきます。

例えば「夜勤減らしてあげるから」「どんどんお給料上がっていくわよ」「あなたがいなくなると欠員で病棟が回らなくなっちゃうわ」「長く務めると退職金がよくなるのよ」「続けていれば、あなたはもっと素晴らしい看護師になるわ」とか

「お?それならもうちょっと・・・・」となってしまいそうな一言をどんどん飛ばしてきます。

いや、全部、言ってるだけです。

約束を守ってくれるわけでもなく、将来を保証してくれるわけでもありません。

負けないという強い姿勢で話し合いにのぞみましょう。
そして、こう返されたらどうしようとある程度イメージトレーニングをしていきましょう。

 

3年ルールみたいなのが根強くある

 「看護師は同じ病院で3年やっていないと使い物にならないからね」と、おばさん看護師からよく言われると思います。

そんなことないです。

どんな病院のどんな科でどんな経験をしたか、が重要であって、同じ職場で長く働いたからと言って看護師の価値が決まるわけではありません。

無理をして嫌な職場で体や心を壊してしまったら看護師続けられません。

辞めたいと思っているような病院で長く働くとモチベーションも下がり、結局何となく経験年数だけ上がっていってしまうということになります。
そして、転職の時「意外と私、何もできなかった!?」となってしまうこともあります。

そうならない様に、自分のキャリアプランも考えながら辞めるタイミングを決めましょう。

めたい時が辞め時です

 看護師は何回転職してもいいはウソ!?転職で失敗しない!

忙しすぎてどうしていいかわからないし、転職活動ができない

日々の日勤は残業続き、夜勤明けなんてぐったりで何もできない。休みも予定がいっぱいで・・・転職活動どころでは・・・なんてよくある話です。

「転職活動するのもめんどくさいし、まいっか」となってしまいがちです。

何とかして転職活動をしようと思っても、次の病院を見つけて、履歴書を書いて、面接の日程調整と面接に行かなければ・・・なんてほんと無理です。

自分で転職活動をする体力や気力がないのであれば、
転職活動のいろいろな面倒を転職サイトに代行してもらいましょう。

自分で転職活動をするより、楽に転職できます

まずは一歩踏み出して転職サイトに登録してみましょう。

そもそも、そんなに仕事で疲れて、人生を楽しむ時間がない職場なんておかしくないですか?さっさと辞めてしまいましょう。

 

次の職場が不安

看護師の転職先は、いい職場に巡りあえる確率は低いと言われています。

どの職場にもお局がいたり、業務が忙しかったり、嫌な患者がいたり、給料が低かったり・・・あげだすときりがありませんが・・・

それでも、今辛いなら、よりいい職場で働けるように転職先を選びましょう。

次の職場が辛かったら、いい職場に出会うまで、辞めてもいいんです。

次の職場について考えたって仕方ありません。まず、動きましょう。

そして、転職サイトや転職フェア、時には人脈も、使えるものは使って、よい転職先に巡り合えるようにしましょう。

 

辞めたいと伝える前に、やっておくといいこと

本当に辞めたいかしっかり考える

「何となく辞めたい」状態では、足元をみられ、うまい言葉で説得されて、辞められなくなります。

忙しさはコントロールできませんが、ちょっとだけ踏ん張って、どうしたいのか考えてみる時間を取ってみましょう。

自分の気持ちの揺らぎがなくなったら辞めるとしっかり伝えましょう。

ちゃんと転職先を見つけて、やりたいことを決めてから退職を申し出ましょう。

得られるものは得ておく

その病院で、無料で行ける研修は受けておきましょう。
マニュアルも読みつくして、自分の技術にできるものはしておきましょう。
それ以外でも福利厚生で、人間ドックが安く受けられたり、安く買えるものがあれば買っておきましょう。

研修やマニュアルを自分の技術にしておくとこの病院ではやりきったと思い、引き留めに動じなくなります。

また福利厚生を見直すことで、この病院、福利厚生ひどいなとか、意外とありかもと思ったりします。そのあたりも含めて、辞めたいか考えてみましょう。

もうちょっと頑張ってみるのもあり

正直4、5年ぐらい同じ職場で勤めていると下の学年も入ってきて、職場の人間関係も出来上がり、指導係も終わり、すべてのことを下に丸投げできるようになってきて少し楽になります。

まだちょっとがんばれそうかな、って思うのであれば、もう少し状況を見てもいいのかもしれません。

ただ、我々看護師は、どうも頑張り屋さんが多く、限界まで自分を追い込んで退職する人も多いようです。

自分を追い込んで、体や心を病んでしまってからでは、転職も含め、人生に大きな障害になります。そこまでいかない程度にしてください。

辞めても2カ月ぐらい生活できるお金は貯めておく

お金がないとどうしても、師長との話し合いの際に、給料のことや退職金のことを言われてしまい、うまく言いくるめられてしまいます。
転職先でそんなにいい給料か不安も出てきて、このままでもいいかもしれないと思ってしまいます。

またすぐに働かなきゃ!と思ってあまりいい職場ではないところに転職してしまっては元も子もありません。

お金の心配はないようにしておくと、辞めたいのかしっかり考えられると思います。

ライフイベントで退職するのがベスト

結婚、出産、引っ越し、親の介護等、どうしても職場を変わらないといけないような状況であると、退職しやすいです。

そのタイミングを見計らって言い出してみてみると、意外とあっさり辞められます

本当に辞めたくても引き留めがひどかったりしたら、多少なら嘘を言ってもばれません。

退職後に結婚したかどうか、わざわざ調べに来る人はいないです。

捕捉:退職代行について

私は使ったことがありませんが、あまりお勧めできません。

なぜなら医療業界は他の職種と違って思っているより世間が狭いです。

次の職場で、前に同じ病院で働いていたとか、どこどこの病院に友達がいるよーなんてのはざらにあります。

自分が好きな科やできる科があり、似たような科に転職をするとより世間が狭くなります。

あまり評判悪く退職してしまうと、新しい職場に悪い印象になってしまう可能性が高いです。
場所が全然違うから大丈夫・・・と思っていても、医者とかが、地元に戻ってきたり、病院の派遣で来ていたり、と意外と元同僚と出会ってしまうことも多々あります。

絶対に使うなとは言いませんが、心にとめて使った方がいいかと思います。

みなさんが、うまく辞められるように応援しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました